YCYについて

山口県クラブユースサッカー連盟の上位組織である日本クラブユースサッカー連盟は、1978年の発足(全国サッカークラブユース連合として主に高校生年代のクラブチームを中心に発足)以来、クラブチームの競技力向上と地域に根ざしたクラブの普及・発展を目的に活動を続けてまいりました。

1982年には加盟クラブの頂点を決める「全国クラブユース選手権大会(現、日本クラブユースサッカー選手権大会)」を日本サッカー協会後援として開催し、1985年には中学生年代のクラブチームを対象とした「日本クラブジュニアユースサッカー連盟」が発足しました。

1993年に開幕したJリーグが地域で活動するクラブに与えた影響は大きく、この年を境に地域サッカークラブは全国で急激に波及していきました。そして、1997年にはユース、ジュニアユースの各連盟が、中・高校生年代の相互関係をより強固なものとし6年間の一貫指導体制を確立することを目的に統合し、「日本クラブユースサッカー連盟」となり、さらに2011年4月1日には「一般財団法人日本クラブユースサッカー連盟」として、新たなスタートを切ることとなりました。

Jリーグの誕生とともに若い世代を中心としたサッカー人口は増加し、その人気も確実に定着してきました。2016年度、全国の連盟加盟クラブはU­-18が118クラブ(山口県は1クラブ)、U­-15が1,390クラブ(山口県は17クラブ)と大きく成長し、躍進を続ける日本サッカーの1 つの柱としてさらに拡大しています。

誰もが平等に参加できるクラブチームでは、楽しみながら自由にサッカーのできる環境を提供し、選手ひとりひとりのレベルに合わせた一貫指導により、無限の可能性を秘めた成長過程の選手の個性を大きく伸ばすことができるものと確信しています。このことは、日本サッカー全体のレベルアップにもつながっています。

近年では、クラブチームからJリーグへ進み活躍する選手が増えつづけるなか、日本代表さらには世界を舞台に活躍する選手も数多く育って います。AFC U-23選手権 カタール 2016(リオデジャネイロオリンピック・アジア最終予選)で見事優勝を果たしたU-23日本代表メンバーは23人中19名がクラブユース経験者であり、また、各年代別日本代表も大半の選手がクラブに在籍しており、これからの日本サッカー界を担う後輩達の大きな自信、目標となっています。そして、惜しくもリオデジャネイオリンピックの出場を逃すも世界で活躍し続けるなでしこジャパンの影響もあり、女子選手も年々増えてきています。このような中、日本クラブユースサッカー連盟では昨年より「JCYレディースサッカーフェスティバル」を開催し、女子サッカーの普及と発展にも注力しています。

日本クラブユースサッカー連盟並びに山口県クラブユースサッカー連盟は、ユース年代の競技会整備、指導者の育成・審判員の養成、地域クラブとの相互援助活動、学校体育との交流など、サッカーの一層の普及・発展を促していくものです。

広く地域社会に根差し、加盟クラブのレベルアップを図りながら、新しいスポーツ文化の確立に向けて着実に歩みを進めています。

タイトルとURLをコピーしました